フランジのボルト選定・長さの決定方法
プラント配管においては、バルブや機器との取り合い点でフランジ接合を使います。
フランジには5K、10K、20K等々の様々な圧力に対応する為の種類が有ります。これらのフランジにはそれぞれ使用するボルト径が規定されています。
JIS10K50AのフランジであればM16のボルトを使用するよう規定されています。
ここでボルト径はフランジに応じて決定されるため悩む事はないのですが、ボルト長さは工場やプラントのルールによって変わる為に結構悩みます。
よく言われる単純明快な論理でいうと
ナットから3山以上出して、5ミリ単位の切り上げ
でボルト長さを決定すると失敗は無いと思います。
ボルト長さ決定に必要な要素
①フランジ厚さ
②ガスケット厚さ
③ナット厚さ
④バルブのフランジ厚さ(確認必須)
①+②+③+3山分=***(5ミリ単位で切り上げ)
①+②+④+3山分=***(5ミリ単位で切り上げ)
ここでボルトのピッチが1山分の数値になります。
M12P1.75⇒3山で5.3ミリ
M16P2.0 ⇒3山で6.0ミリ
M20P2.5 ⇒3山で7.5ミリ
わかってしまえば簡単な論理です。
配管フランジのボルト長さの算出方法をマスターしましょう。