中華製(中国製)最高峰なのに5万円で買えるフルライングリーンレーザー墨出し器
仕事で使うグリーンレーザー墨出器なのですが、タ〇マとか日本製はとにかく高いですよね。私のイチオシは中国製のグリーンレーザー墨出器です。メーカー名がフクダ(FUKUDA)なので一見は日本製かと思いますが、中国製です。
フクダ(FUKUDA)製フルライングリーンレーザー墨出し器 FL-578GDE
とある原発の現場で大手ゼネコンさんが「これイイよ!」と教えてくれたのが、このフクダ(FUKUDA)製のフルライングリーンレーザー墨出器です。そこのゼネコンさんでは10台まとめてその現場に導入していました。私の勤めている会社でも5台一気に導入しました。
このFL-578GDEのオススメの点
- 約5万円で買える
- 機能テンコ盛りのフルスペック
- グリーンレーザーなのですごく見やすい
- フルラインで使いやすい
- 専用ケースがとても頑丈
- 本体が2.5°以内の傾きなら電子的に自動補正する
- 重量感があり安定性が抜群
- 充電バッテリー(2個付属)タイプなので電池が不要
このFL-578GDEのダメな点
- セットで買える三脚が、造りが悪くてまるでダメ
- セットで買える受光器が、明るい場所でスイッチを入れると暴走する
レビュー
【外観】
まずこのレーザーの外観ですが艶消し黒(マットブラック)です、薄いゴムで覆われている感じです。
色は黒ですので汚れの付着は目立ちますが、高級感を感じさせる見た目です。数あるレーザー墨出し器の中でも高級感があって道具としての「所有欲」を満たしてくれます。
私自身外観がピカピカしているものより、マットな黒が好みというものありますけどね。
ほかにグリーンレーザーではVOI**製のも持っているのですが、見た目がオモチャっぽくて(超個人的主観)好きになれないのです。
【耐久性】
このFUKUDA製FL-578GDEは防塵・防水の規格でIP54相当の性能です。
IP規格とは国際電気標準会議規格(IEC)で規定している「防水保護構造及び保護等級」のことです。
IP54相当というのは
5-防塵形:粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。
4-防水形:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない。
とありますので、粉塵が舞う現場でもレーザー本体に有害な影響は無い、という事です。防水性能に関しては「防水形」となりますが電子機器ですので、水に濡れる環境は絶対に避けた方が良いです。ワザと水を掛けるとかは完全にアウトですよ。
レーザー本体の外装が薄いゴムで覆われている感じですので、ちょっとした擦れでもキズは殆どつきません。コレ私がかなり気に入っているポイントなんです。
現場でレーザーを使っていると、思いがけなく「ぶつける」事があるんです。そんな時でもレーザー本体は無傷なので使っていても安心感バツグンなのですよ。しかしレーザー墨出しは「そもそも」電子機器ですから、強い衝撃を与えたら絶対ダメです。
【操作性】
このFL-578GDEは、操作パネルが上部に有り電源のオン・オフ、縦方向や横方向のレーザー光のオン・オフ、レーザー光の強弱等の操作を行えます。
上部パネルの各ボタンスイッチも被覆で覆われているタイプですので、スイッチ部分からゴミが侵入する事は皆無だと思います。ここも私のお気に入りポイントです。
このレーザー墨出し器は360°方向に無段階・無制限に回ります。360°微調整ツマミには、回転させるのに程よい抵抗感が有り「ガクンッと」急に動く事がありません。現場でレーザー位置の微調整をする時に重要な部分ですね。
スタンド部分の3本足は写真の通り先端の尖った部分は金属性で、3本それぞれ高さの微調整が可能です。
私の場合この「先端が金属製」というのが結構重要でして、高温な配管に短時間だけレーザーを乗せる事があるのですが、足先端の尖った部分がゴム被覆やプラスチック製の場合だと変形したり溶けたりするワケです。ぜんぜん参考にならない使用方法ですけどね。
【まとめ】
このFL-578GDEは受光器(若干難あり)とセットで購入するのがオススメです。コストパフォーマンスが日本製に比べて非常に高く、見た目も高級感が有りチープには絶対見えません(←私にとってはココ大事)。
バッテリー充電タイプで、バッテリー本体をネジ(小銭で回せるタイプ)で止めているのも私が好きなところです。プラスチックの爪でカチッと嵌めるタイプだと、何かの拍子に爪が折れるんですよ。
中華製のグリーンレーザーを探してるけど、どれが良いかわからないという方は是非お試しあれ。