配管のDB単価
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プラント配管工事の引合いでよく聞かれるのが
DB単価いくらですか？
そんな時は決まって、こう返します。
口径、材質、肉厚を提示して下さい！
DB単価は材質、口径、肉厚（Sch=スケジュール）によって変わります。
- 材質により溶接部の磨き加工時間は変化する。
- 肉厚により溶接部のパス数が変わる。
- ルート間隔により溶接部のパス数が変わる。
こういった具合に条件が変わると作業時間が変わります。つまり作業コストは配管の条件提示が無いと算出出来ないのです。
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DB単価は会社によって違う？
配管のDB単価は事業者さんによって全く違います。工場製作のDB単価には下記の要素が強く影響します。
- バンドソーの有無（据置型）
- 開先加工機（マシン）の有無
- 定盤の広さ
- 配管工の労務費
- 溶接工の労務費
バンドソーの有無
溶接配管の工場製作においては、コレが無くては全く捗らないと言えるほど重要な設備です。事業者さんによっては切寸を入力して自動送りのタイプのバンドソーを使用している場合もあります。
開先加工機の有無
開先加工機とはエアー又は100V電源を使用して、配管材料の端部を切削する機械です。開先加工機を使用して開先加工を行うと、グラインダーを使用して開先加工を行うより遥かに早く開先加工が行えます。
定盤の広さ
定盤の広さは配管の工場製作においては、そのまま作業エリアの広さに強く影響します。したがって定盤の広い工場は多人数で配管製作を行えるので大きなメリットとなります。
配管工の労務費
溶接配管工場製作における配管工の作業内容は最低限でも下記の４項目あります。
- 定尺の配管材の切断
- 配管材の定盤への移動
- 配管材端部の開先加工
- 溶接接手の仮付け
単純に配管工の労務費のほかに、道工具の充実度や手際の良さが大きく影響します。
溶接工の労務費
溶接工の労務溶接配管工場製作における溶接工の労務費は、配管工場製作において一番影響する要素です。他には溶接工の作業（溶接）速度も非常に影響します。