プラント業界雑記

【超実践】溶接配管の図面解析から見積もりまで(その1)スプール図・アイソメ図完全読解

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プラント溶接配管の施工図は必ずアイソメ図(スプール図)で描かれています。アイソメ図は2次元平面上に疑似的に3次元で表現している図面となります。アイソメ図は見慣れてしまえば全く難しくない図面です。

アイソメ図を読めるようになりましょう。

 

配管の仕様はSTPG370 Sch40 150A、突合せ溶接、ルート間隔 3mmとします。

IS001-01

上記図面をダウンロード

配管ルートを確認してみましょう!

取合いはウェルドネックフランジ(WN-FL)
南375
下2315
東2600
南5300
西950
下2075(1フロア下へ貫通)
南1200
下5725
北1200
下3775(1フロア下へ貫通)
チーズで分岐

 

インチダイヤ数を数える

インチダイヤの数え方をマスターしましょう

時間が掛かりますが、印刷した図面に一つ一つ書き込むのが一番正確ですね。

IS001-02

上記図面をダウンロード

6 DB×25 箇所=150 DB

DB集計表

A表記 B表記 部品名 材質 数量 DB
150A 6B 90EL(L) PG370 9 108
150A 6B TEE PG370 1 18
150A 6B WN-FL 1 6
150A 6B 直管部 STPG370 3 18
150

継手や接続部の数量からMSエクセル等の表計算ソフトを使ってもインチダイヤは算出出来ます。