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配管仕様

配管仕様とは?

衝撃の記事
溶接配管工場製作DB単価近日公開!

DB単価は会社ごとに違います プラント配管業界に居ると、「DB単価」という言葉をよく耳にしませんか? ...

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配管仕様とは、配管の材料を細かく規定した仕様書の事ですよ。

 

具体的には、この図表のように材質を口径ごとに規定している書類です。

この配管仕様というのは、配管のライン毎に指定されています。裏を返せば指示されている以外の材料は使用しないで下さい、という事です。
指定された材料と違うものを使用すると、恐ろしい不適合となりますので、絶対に間違わないようにしましょう。
また指定された仕様の材料を使用しているかの証明として、ミルシートの提出を求められる事があります。
事業者によっては客先の要求の有無に関わらず、必ずミルシートを用意するところもあります。自分の会社にとっての安心・安全の為ですね。

ミルシートとは鋼材検査証明書の事です。

怖い実例

余談ですが、プラント配管仕様の中で以外と明確にされていないのが、フランジの締付けボルトの余長です。
材質の指定はあれど、ナットから何ミリ出ていれば良いのかという部分です。

過去に有った怖い事例を紹介します。

ボルト材質:S45Cスタッドボルト(後メッキ)
S45Cのボルトを製作後にメッキ処理する代物です。フランジ、パッキン、ナットとの組合せと余長を考慮すると購入すべきボルト長さが200ミリだとします。
これを間違って190ミリで製作してしまうと、現場では使用不可能なボルトとなります。
「ボルトの出代(でしろ)が小さ過ぎて使えない!」
となるので、190ミリのボルトを手配・納品完了した時点で「ゴミ」となります。特殊な資材は返品が出来ないのです。手配したボルトも数本ならば仕方がないかで済みますが、千本単位になると結構な損失になります。

 

こんな悲しい事が起きないように、ボルト長さに関する仕様は必ずお客さんに確認のうえ書面で指示をもらいましょう。
配管仕様間違いでも唯一許される事が有るのが「上位互換」の場合です。配管継手仕様で材質がPG370のところをPT370で購入してしまったような場合です。
これは簡単に言うと使用温度の限界がPG370<PT370なので、配管の性能上問題無し、という考え方が出来るからです。

しかし事業者によっては指定の材質以外は一切不可、となる事が普通なので、もし間違った材料を手配した場合や、納品された場合は必ずユーザーに確認しましょう。

配管材、鋼材等自給(自社で購入)で工事を一式受注している場合は、多少余分な資材を見積り金額に含みますが、それは配管製作時や現場での加工時に発生する想定外の材料を補う為の余力なのです。

配管材料の手配ミスで一番怖いのは、そのミスが許してもらえない場合、丸々赤字になるという事です。配管仕様は間違ったでは済まないのが怖いところです。

ということで

配管仕様の書面は常に「見える」場所に保管!

配管仕様はプラント配管工事の積算のスタートラインですよ。

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