一見すると、強酸のような激しい腐食(減肉)を起こしにくいと思われがちなアルカリ溶液ですが、実は金属材料の内部を密かに蝕み、ある日突然、前兆もなく配管を破断させる「アルカリ脆性(応力腐食割れ)」という恐ろしい性質を持っています。 今回は、特に炭素鋼配管における安全設計の要諦と、現場で直面する-29℃対応、そして定検時に絶対に見逃してはならない急所について、論理的に解説していきます。 アルカリ脆性(Caustic Embrittlement)の正体と発生メカニズム 苛性ソーダ配管において、最大の敵は「アルカリ ...