数ある流体の中でも最も取り扱いが難しい部類に入る「フッ化水素酸(HF)」、いわゆるフッ酸です。この流体は、万が一漏洩すれば人体に致命的な損傷を与え、設備の腐食スピードも条件次第で跳ね上がるという、非常に厄介な性質を持っています。 正しい知識と、規格に基づいた厳格な設計・施工があれば、この「暴れ馬」を安全に制御することは十分に可能です。 フッ化水素酸(HF)配管の特殊性と腐食メカニズム フッ酸配管の設計を理解する上で、まず知っておかなければならないのが「フッ化鉄(FeF2)被膜」の存在です。 高濃度のフッ酸 ...