国内大手の臨海部プラントにおいて、莫大な熱負荷を最終的に引き受けるのは「海水」です。安 価で無限な冷却源である一方、塩化物イオンによる極甚な腐食や、貝類等のバイオファウリング(生物付着)という牙を剥きます。 本稿では、最強の耐食性を誇るチタン管(ASTM B338)の選定基準から、JIS規格に基づく電気防食、そして定検時の急所となる異種金属接触腐食対策まで、設計・施工・保全の要諦を詳しく解説します。 海水を「飼い慣らす」ということ 臨海部にそびえ立つ巨大なプラントにとって、海は母なる存在であると同時に、常 ...