「フェノール」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか? プラスチックの原料、消毒剤、あるいは「石炭酸」という古めかしい名前かもしれません。しかし、我々プラントエンジニアにとってのフェノールは、一瞬の油断も許されない「静かな殺し屋」です。 フェノールは、皮膚に付着しても痛みを感じにくい特性があります。しかし、そのまま皮膚から吸収されると中枢神経や腎臓に深刻なダメージを与え、最悪の場合は死に至る。 さらに、少し温度が下がれば配管内でカチカチに固まってしまう。この「扱いづらさ」をいかに設計と施工で克服するか。 今 ...