常用工事?請負工事?
建設業で仕事していると、よく耳にするこの言葉、最初は意味がわからないですよね。
請負工事?常用工事?
プラント配管工事の界隈でも「よく使われる」言葉です。
請負工事
発注者が受注者へ依頼したある仕事を全て完成させたら、受注者が締結した金額を請求できるという考え方に基づき契約する方法のことです。それなりに大きな仕事に対して採用される方法です。例えば、配管を内作から現場取付けまで完成させたら2千万円といった契約方法のことを指します。
この請負契約の中には、受注者に係る人件費・材料費・運搬費・交通費などの経費が全て含まれているのが普通です。
【メリット】請負工事は受注金額に対して、工事原価を安く抑えれば抑えるほど利益が大きくなる。
【デメリット】契約書通りの工事内容である限り、その契約金額以内で工事原価を抑えなければならない。
【デメリット】契約書通りの工事内容である限り、その契約金額以内で工事原価を抑えなければならない。
常用工事
ある仕事を決められた時間行ったら、幾ら貰えるという考え方に基づき受注する方法のこと。比較的小さな仕事に対して採用される方法です。例えば、配管工事の仕事を1日行ったら1万7千円貰えるといった契約方法のことを指します。
常用契約は人件費=人工を中心にして計算しています。1人の作業員が1日働いた労働力を1人工として数えます。
【メリット】元請会社と自社と協力会社の間で常用契約している場合は、必ず人工分の金額が売上げになります。
【デメリット】人工を掛ければ掛けるほど常用契約の会社は稼げるので、自社(請負)→協力会社(常用)の場合は管理しないと原価がかなりブレます。
【デメリット】人工を掛ければ掛けるほど常用契約の会社は稼げるので、自社(請負)→協力会社(常用)の場合は管理しないと原価がかなりブレます。
請負工事を主としている会社、常用工事を主としているでは
工事に対する考え方が「相当」違います。