サイト管理人

全国各地のプラント配管工事に携わること約30年、配管工事の見積もり、積算、現場監督業務に長年従事。製鉄所、製油所、化学薬品工場、原子力発電所、火力発電所と多数のサイトにて溶接配管工事を施工してきました。        

    寸法・形状とねじ管理 ~スタッドボルトの優位性とねじ山の規格選択~

    プラントの安全を支える「ねじ」の秘密を解説します。スタッドボルトの利点、インチねじのルール、そして数ミリの「突き出し」に隠されたプロのこだわりを学びましょう。 君たちが現場で最初に出会う「地味だけど凄いヤツ」 新入社員のみなさん、配属おめでとうございます。これから現場に出ると、数えきれないほどの配管や巨大な機器を目にすることになります。そのすべてを繋ぎ止めているのが、今回お話しする「ねじ」です。 「ねじなんて、どれも同じじゃないの?」と思うかもしれません。でも、私たちのプラントで使われているねじには、過酷 ...

    配管の現場取付

    溶接配管現場取付作業 配管工事は、建築、プラント、工場などさまざまな現場で必要不可欠な作業です。特に溶接を伴う配管工事は、精密さと技術力が求められる分野です。溶接配管の現場取付作業の全工程を、初心者にもわかりやすく、かつ実際の現場目線で解説します。配管資材の荷受けから取付完了までの工程を一つずつ詳しく見ていきましょう。   入所教育 建設業における入所教育は、現場作業員が安全に業務を遂行し、各現場の基礎知識やローカルルールを教育します。事故防止、品質向上、効率的な業務遂行を主な目的としており、内 ...

    配管の工場製作(プレハブ)

    溶接配管の工場製作 溶接配管は、石油化学プラント、発電所、建築設備、船舶など、現代社会のあらゆるインフラを支える重要な部品です。その製作には、材料の受け入れから出荷まで、正確な作業と厳格な品質管理が欠かせません。溶接配管の工場製作は、熟練した技術と歩掛けに基づいた正確な工程管理で成り立っています。この記事では溶接配管の工場製作における主要工程を詳細に解説し、溶接配管がどのようにして製品として完成するのかを紹介します。   材料荷受け 支給または購入した配管資材は入荷後に速やかに開梱し、工事仕様書 ...

    no image

    お問い合せフォーム

    溶接配管の一次組み・二次組み

    配管の一次組み・二次組みとは 溶接配管では工場製作配管を「配管の一次組み」、現場取付溶接作業を「配管の二次組み」と言います。 配管の一次組み ・工場で製作(プレファブ)する作業の事。 ・輸送や現場取付要領を考慮して製作する事。 配管の二次組み ・現場で一次組みした配管を接続・取付けを行う事。 ・現場に設置した内作場で一次組みの配管を組立てる事。

    赤字になる理由【リース品】

    リース品は何を借りたか把握していますか? リース会社から受領した伝票は必ずファイリングし保管しましょう。   リース品はどこで使っているか把握していますか? 作業班長や棒心に確認してリース品の使用箇所を把握しましょう。紛失や盗難された場合は【滅失処理】になります。   リース品、使い終わっていませんか? 使い終わったリース品は可及的速やかに返却しましょう。   リース品を破損させていませんか? 破損したリース品は定価での保障【滅失処理】となるので注意しましょう。   ...

    赤字防止最強の方法

    赤字工事を防ぐ基本であり最も効果的な方法 赤字受注の回避 赤字になる可能性の高い仕事を受注しないという考え方です。事業者が追求すべきは売上だけでなく利益の最大化です。そのためには赤字リスクを抱える仕事を受けないことが必要不可欠です。 戦略的な経営 経営戦略を策定する際には、利益を最大化する方策を検討する必要があります。そのためには経営陣が明確な方針を持ち計画を立案することが求められます。 従業員の教育 従業員には原価計算や経営理念を理解し、赤字工事を受注しないよう意識を醸成する必要があります。従業員がリス ...

    赤字になる理由【輸送費】

    輸送費は盲点? プラント溶接配管の見積・積算において意外と盲点になるのが輸送費です。 極端な例ですが、九州のゼネコンさんが配管プレハブ(工場製作)の協力会社を探して、北海道の協力会社に配管のプレハブを依頼したとします。 プレハブ配管の総重量が50トンだとします。10トンの輸送トラックを手配しようとした場合 50トン÷10トン=5車 と考えてしまいがちですが、プレハブした配管はエルボやチーズ等の継手類が付いておりL字型やT字型と形状が様々です。 つまり「加工無しのパイプ」を積載重量目一杯まで積むのとは「全く ...

    赤字になる理由【内作率】

    ショップ率(内作率)の数値による原価の増減 配管物量である総DB(インチダイヤ)数に占める工場製作DB数の比率を「内作率、ショップ率、プレハブ率」(以下 内作率)と言います。 溶接配管の一式工事において、この内作率は非常に重要な数値となります。内作率が高いほど全体の動員数は下がります。逆に内作率が低いほど全体の動員数は上がります。 高内作率⇒低動員数 低内作率⇒高動員数 次の表は建設工事の一例で、様々な材質や口径の配管を集計し弊サイトで販売中の歩掛表を使用し動員数を計算した表です。 15,000DB(イン ...

    赤字になる理由【口径】

    大口径と小口径 50A以上と40A以下のDB当たりの労務費を一緒に考えるのは絶対にNGです。 ① 25A×2Ring=2DB ② 50A×1Ring=2DB 上記の配管物量は2DBで数量的には同じなので、作業時間は①=②と思われがちです。しかしながら実際の溶接作業となると①は1回段取り替えが発生しますが、②は連続作業で完了します。 つまり溶接工の作業時間(作業効率)は①>②となります。 弊サイトで販売しているDB単価表は作業時間を根拠とした歩掛データを使用しています。   例えるなら①は20分、 ...