配管のインチダイヤ・ダイヤインチとは?
DB(インチダイヤ)×歩掛け=工数となる重要な数値です。
1inch(1B)=25.4mm(25A)の溶接を1DB(インチダイヤ・インチダイア)と定義しています。結構ダイヤインチと呼ぶ事も多々ありますが、私はインチダイヤ派です。
25A以下の配管は全て25Aと同等として計算します。つまり15A(1/2B)は積算上は1B扱いということです。
DB単価×DB=労務費でもありますのでDB(インチダイヤ)は大事です。
プラント配管のインチダイヤの数え方
同じ径の管同士の場合
25Aの溶接が1リングで1DB
32Aの溶接が1リングで1.25DB
40Aの溶接が1リングで1.5DB
50Aの溶接が1リングで2DB
65Aの溶接が1リングで2.5DB
80Aの溶接が1リングで3DB
100Aの溶接が1リングで4DB
125Aの溶接が1リングで5DB
150Aの溶接が1リングで6DB
200Aの溶接が1リングで8DB
90°エルボ、45°エルボの場合
25Aの溶接が2リングで2DB
32Aの溶接が2リングで2.5DB
40Aの溶接が2リングで3DB
50Aの溶接が2リングで4DB
65Aの溶接が2リングで5DB
80Aの溶接が2リングで6DB
100Aの溶接が2リングで8DB
125Aの溶接が2リングで10DB
150Aの溶接が2リングで12DB
200Aの溶接が2リングで16DB
チーズの場合
25Aの溶接が3リングで3DB
32Aの溶接が3リングで3.75DB
40Aの溶接が3リングで4.5DB
50Aの溶接が3リングで6DB
65Aの溶接が3リングで7.5DB
80Aの溶接が3リングで9DB
100Aの溶接が3リングで12DB
125Aの溶接が3リングで15DB
150Aの溶接が3リングで18DB
200Aの溶接が3リングで24DB
こんな感じになります。
配管DB(インチダイヤ)の重要性
お客さんから数量の明確な提示がある場合は良いのですが、スプール図(配管施工図)のみ支給された場合などは、図面の部品欄を確認して配管継手(フィッティング)の数量の拾い出しを行います。
スプール図で直管同士の溶接部の見落としさえ無ければ、正確な数量を把握出来ます。
配管のインチダイヤは配管工事における物量を表す重要な数値となるので、インチダイヤの数値は再チェックした方が身のためです。
さらに言えば、客先が提示してきているインチダイヤが客先の初期の見積時の数量であれば、参考値として考え自社でも検証した方が安全です。
DB(インチダイヤ)はプラント配管工事見積りのかなめ!