配管見積もり・積算

配管工事の歩掛け(その1)

配管工事の歩掛けとは?

「歩掛け」とは

作業内容を時間的な数値に置き換えた係数です。

 

とは言え、聞きなれないコトバですよね?

私も最初に聞いたときは、ナニソレ?タベラレルノ?的な感じでさっぱりわかりませんでした。プラント配管工事ではの積算や見積りを行う場合に、実際の作業を時間的な数値に置き換えて、全作業動員数を割り出します。

歩掛けの社内基準を作るには、1B配管25A SGP 突き合わせ溶接 1リング溶接するのに何工数掛かるのか?がわかれば、その他の数値は比率計算で導き出せます。

歩掛けは会社ごとに基準があると思います。何故なら工場の設備の充実度によって変わってきますので、一概にコレくらいという指標は無いのです。
でも「そんなこと言ったらお客さんに納得してもらえる積算・見積りが出来ないでしょ」、って話になりますよね。

実践的な算出方法

ではでは、考え方を説明します。

作業員一日の所定労働時間が8時間の場合、午前午後の休憩時間30分を除くと1工数は450分です。

 

では1分は何工数なのか?

 

1分÷450分=0.0022工数となります。ということは、10分÷450分=0.0220工数といった感じになります。

ここで1B配管25A SGP 突き合わせ溶接 1リング溶接するのに何工数掛かるの?に話を戻します。

この溶接作業が段取りを含めて20分掛かるとします。20分÷450分=0.044工数となるので、歩掛けは0.044となります。

※注意:この0.044の数値は便宜上のものであり、適切ではありません。

でも歩掛けは会社によって変わります。

繰り返しますが、工場の設備や段取りによって変わるということです。

 

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さてさて、数多くのプラント配管工事見積もりの経験から割出した「1B配管25A SGP 突き合わせ溶接 1リング溶接するのに何工数」=1とした場合の各口径、肉厚に応じた比率を以下に記載します。

使用は自己責任で!頼みます。

【歩掛けに含まれる作業】

作業段取片付け
材料受取返却
寸法取り
ケガキ
配管切断
穴明け
治具取付
開先加工
仮付溶接
組立
プレファブ品搬入取付
グラインダー仕上げ
場内横持ち
フランジ面養生

 

取扱い注意!歩掛けの比率

肉厚 口径 歩掛(内作) 歩掛(現場)
SGP、≦S30 ≦ 40A 1 2.52
SGP、≦S30 ≧ 50A 0.52 1.48
Sch40 ≦ 40A 1 2.52
Sch40 ≧ 50A 0.72 1.8
Sch80 ≦ 40A 1.12 2.84
Sch80 ≧ 50A 1 2.52
Sch160 ≦ 40A 2.24 2.84
Sch160 ≧ 50A 3.64 4.44

どうでしょう、なんとなく理解出来ましたか?

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